福寿草ふくじゅそう

季節:
新年
分類:
植物
傍題(別の言い方):
  • 元日草がんじつそう

意味

福寿草とは、キンポウゲ科の草花です。
正月には、鉢に植えたこの花がお祝いの飾りになります。
もとは山に生える植物で、北の地方に多く見られます。
背の低い草で、高いものでも30センチほどです。

花は1本の茎に1つだけ付き、早春のころに開きます。
1つの花には花びらが20枚から30枚ほどあり、どれもつやのある黄色です。
葉は細かく切れ込んだ形で、花が咲いてから広がっていきます。

由来

江戸時代の書物には、福寿草を器に植えて人に贈るのは「其その名の宜よろしければ也なり」とあります。
名前がめでたいから、という意味です。
そのため、新年にながめる花とされました。

傍題の「元日草」について、同じ書物は「元日必かならず開ひらく故ゆえ」、つまり元日にかならず花が開くからこう呼ぶ、としています。

ほかに「ことぶきぐさ」「ついたちそう」という呼び名もあります。

例句

  • 水入みずいれの水をやりけり福寿草

    子規『俳句稿』

関連する季語

新年の植物の季語