新年の季語一覧
新年の季語231語を、時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物の分類ごとに読みの順で並べ、読み方と意味をひと言で添えた一覧です。
初詣・雑煮・門松・鏡餅のような身近な語から、淑気・鷽替のような読みにくい語まで載せています。
月ごとの季語は1月の一覧にもまとめてあります。
時候22語
元日・三が日・松の内のような正月の日と期間や、年が改まることを表す季語です。
- いつか五日昔は宮中で位を授ける儀式が行われた、正月の五日目の日
- おんなしょうがつ女正月正月十五日の小正月の別の呼び名で、女の人が年始の挨拶に回る日
- がんじつ元日年と月と日の三つがそろって始まる、一年でいちばん初めの日
- がんちょう元朝年が改まって最初に迎える、元日の朝
- こしょうがつ小正月正月十五日を中心に豊作を祈り占う行事で祝う、元日の大正月と並ぶもう一つの正月
- こぞ去年年が改まってから言う、ひとつ前の過ぎた年
- こぞことし去年今年年が改まる時の深い思いを、去年と今年を並べて言い表した言葉
- ことし今年年が明けて、新しく始まったばかりのこの年
- さんがにち三が日雑煮や屠蘇で祝って過ごす、正月の一日から三日までの間
- しょうがつ正月家々に神を迎えて年の初めを祝う、一年で最初の月
- じんじつ人日七日目を人の日とする古い占いから名のついた、陰暦正月七日の節句
- しんねん新年年が改まって迎えたばかりの、あたらしい年の初め
- なぬか七日七種の菜の汁物を食べて祝う、五節句の始めにあたる正月七日
- はつかしょうがつ二十日正月飾りをしまい、ぶりの骨まで煮て食べて祝いを納める、正月二十日
- はつはる初春新しい年の初めを、春の初めと重ねて呼ぶ言い方
- はなのうち花の内削り花を飾る小正月から正月末までを、「松の内」と対にして東北などで呼んだ名
- ふつか二日元日の翌日にあたる、正月の二日目の日
- まつすぎ松過正月七日、または十五日を過ぎて、松飾りを外したあとのころ
- まつのうち松の内七日までとも十五日までともいう、門松を立てて祝う正月の間
- みっか三日三が日のしめくくりになる、正月の三日目
- むいか六日江戸時代には寺社の人や山伏が城へ年賀に上った、正月七日の前の日
- よっか四日正月の四日目にあたる、一月四日の日
天文12語
元日の空や日の出、明け方の光、正月に降る雨や雪など、空や大気にかかわる季語です。
- おさがり御降雨でも雪でも、元日に空から降ってくるもの
- しゅくき淑気春が立つとともに起こるとされた、新しい年の和やかな気
- はつあかね初茜年の最初の夜明けに、赤く色づいて見える空
- はつあかり初明り元日の夜が明けるころに差してくる、年の初めの光
- はつがすみ初霞正月の山や野に、その年はじめて立つ霞
- はつかぜ初風年が明けた元日に吹いてくる風
- はつごち初東風東から吹いてくる風のうち、新年に入って最初に吹くもの
- はつしののめ初東雲一年の初めの日、元日の夜が明けてくるころ
- はつぞら初空年が明けて最初に見上げる、元日の空
- はつなぎ初凪風がやんで波の立たない、元日の穏やかな海
- はつばれ初晴晴れればその年の作物がよく実ると言い伝えられた、元日の晴れた空
- はつひ初日元日の朝にのぼってくる、その年はじめての日
地理6語
正月に見る富士山などの景色を表す季語です。
生活112語
正月の飾りや料理、遊び、年始のあいさつ、年が明けて初めてする仕事や習い事など、人の暮らしにかかわる季語です。
- いねつむ寝積む正月に「寝る」と言うのを避け、稲を積む意にかけて言いかえた言葉
- うたいぞめ謡初正月の祝いとして、能役者がその年はじめての謡曲を武家の前でうたった儀式
- おおぶく大服梅や山椒を入れて、元日に家族そろって飲み、年賀の客にも出したお茶
- おにうちぎ鬼打木鬼を打ち払うしるしとして、先に葉を残したまま門に寄せかける正月の木
- かいぞめ買初年が改まって、その年の最初にする買い物
- かいらいし傀儡師門口で人形を操って見せながら、首にかけた箱ひとつで家々を回った芸人
- かがみびらき鏡開正月に供えた鏡餅を下げ、刃物を避けて手や槌で割って食べる祝い
- かがみもち鏡餅大きな餅に小さな餅を載せて神に供える、正月の丸く平たい餅
- かきぞめ書初めでたい言葉を選んで、年が明けて初めて筆で書くこと
- かざり飾しめ縄や門松など、正月を祝って家々に整えるものをまとめた呼び名
- かざりうす飾臼鏡餅を供え、しめ縄を張って正月を祝う農家の臼
- かざりえび飾海老正月に祝いのしるしとして飾る伊勢海老
- かざりごめ飾米富草とも呼ばれて栄えを表した米を、正月の蓬萊の台に敷いたもの
- がじょう賀状新しい年を祝う言葉を書いて送る手紙で、年賀状のこと
- かずのこ数の子子孫が栄えるしるしとして正月の祝いに食べる、ニシンの卵
- かどまつ門松松や竹を組み合わせた、年の始めを祝う家の入口の飾り
- かるた歌留多いろはがるたや歌がるたなど、絵や文字の書かれた遊びの札
- きそはじめ着衣始新しい着物をはじめて着る、三が日のうちの吉日に行った祝い
- ぎょけい御慶江戸時代には年始に口で述べるふつうの言葉だった、おめでとうという祝いの挨拶
- きりざんしょう切山椒拍子木の形に切りそろえた、江戸時代からある山椒入りの新年の餅菓子
- くいつみ喰積昔は客が形だけ受けて口にしなかったという、年始に来る客へのお節の重詰め
- くらびらき蔵開年明けにはじめて蔵を開け、しまっていた品を取り出して使い始める祝い
- くわはじめ鍬始その年の実りを願い、年の初めに農家が田畑へ初めての鍬を入れる習わし
- けいこはじめ稽古始武道や生け花、歌や楽器などの習いごとを、年が明けて最初に稽古すること
- こま独楽ひもを巻いて投げたり指でひねったりして回す、丸い胴に心棒を通したおもちゃ
- ごようはじめ御用始御用納めと対になる、役所の一月四日の仕事始め
- さいわいぎ幸木正月に食べる魚や昆布・野菜を何本もの縄で棒から吊るす、長崎などの飾り
- さるまわし猿廻し猿を舞わせる芸人で、正月には猿の舞で馬小屋のおはらいもした人
- しごとはじめ仕事始一年の実りや商売繁盛を願い、年が明けてそれぞれが初めてする仕事
- ししまい獅子舞悪いものを払うといわれ、獅子の頭をかぶって家々を舞って回る正月の芸
- しだかざる歯朶飾る縁起のよい正月飾りとして、注連縄や鏡餅に裏の白い歯朶の葉を添えること
- しめかざり注連飾しめ縄を玄関や神社に張って飾る、正月の飾りもの
- じゅうごにちがゆ十五日粥小豆を入れ、餅も加えて炊く、一年の邪気払いとされた正月十五日の朝の粥
- じゅうろくむさし十六むさし十六の子石と一つの親石で攻め合い、親を動けなくしたら子の勝ちとなる盤の遊び
- しょうがつのたこ正月の凧正月の空に揚げて遊ぶ、紙と竹でこしらえた凧
- しんねんかい新年会年明けのお祝いに、人が集まって飲み食いする会
- すごろく双六早く上がりに着いた人が勝つ、さいころを振って絵のます目を進む遊び
- ぞうに雑煮土地ごとに具や味つけの違う、餅を入れて正月に祝う汁物
- だいだいかざる橙飾る注連飾りや鏡餅に橙の実を添え、家が代々続くことを願う正月の習わし
- たからぶね宝船よい初夢を願って正月二日の夜に枕の下に敷く、七福神や宝を積んだ船の絵
- たづくり田作正月の膳に添えて豊作を願う、田畑の肥やしにもした小さな干しいわし
- ちょろぎ草石蚕正月の黒豆にまぜて食べる、梅酢で赤く染めたシソの仲間の地下の芋
- てまり手毬正月に女の子へお年玉として贈られた、まりつきに使う糸巻きのまり
- とうせんきょう投扇興的と扇の落ちた形で点を競う、開いた扇を台の上の的へ投げる江戸時代生まれの遊び
- ところかざる野老飾る長いひげ根を老人に見立て、長生きの縁起物として野老を蓬萊などに飾ること
- としおとこ年男元日の朝の水くみや正月の神へのお供えなど、家の正月の行事を受け持つ男性
- としぎ年木正月に迎える年の神への供えものとして、門松のそばに添える木
- としだま年玉目上から目下へ、新しい年の祝いとして与える品物やお金
- とそ屠蘇わざわいを払い長生きを願って、年の初めに飲む薬入りの酒
- とりおい鳥追正月の半ばまで、笠をかぶって家々の門で祝いの歌をうたい、米や銭をもらった芸人
- なきぞめ泣初新しい年を迎えて、最初に流す涙
- なずなうつ薺打つはやし言葉に合わせて七草粥の菜を刻む、正月七日の前夜から朝にかけての習わし
- ななくさがゆ七種粥春の七草を入れて炊き、正月七日の朝に食べる粥
- ななくさづめ七種爪爪を切る前に七草のゆで汁へ指をひたす、陰暦正月七日の厄よけのならわし
- ぬいぞめ縫初年が明けて最初に針を持ち、縫いものをする正月の仕事始め
- ねしょうがつ寝正月病で寝込んだ正月もそう呼んで縁起をかつぐ、家にこもってのんびり寝る正月
- ねんが年賀家々を回ったり年賀状を出したりして、新しい年の祝いを述べること
- ねんしゅ年酒年賀に来た客にふるまったり、新年を祝って飲んだりする酒
- のうはじめ能始新しい年を祝うめでたい曲を演じる、その年最初の能の会
- のりぞめ乗初電車や飛行機に、年が改まってはじめて乗ること
- はきぞめ掃初家の中をこの年はじめてほうきで掃く、正月二日のならわし
- はごいた羽子板押し絵や絵で表を飾ることも多い、正月の羽根突きで羽根を打つ柄つきの板
- はこねえきでん箱根駅伝正月の二日と三日に開かれる大学の駅伝競走
- はたはじめ機始多くは正月二日に行う、年が明けて最初の機織り
- はつあきない初商年が明けて、店がその年はじめて品物を売り買いすること
- はついち初市多くは正月二日に開かれる、年が明けて最初の市
- はつかがみ初鏡その年はじめての化粧を、鏡に向かってすること
- はつがま初釜年が明けて最初に釜に湯をわかして開く、茶の湯の会
- はつかまど初竈かまどの火を、年が改まってはじめてたきつけること
- はつがみ初髪女の人が正月を迎えて、その年はじめて結い上げた髪
- はつくかい初句会新しい年になってから、その年で最初に開く句会
- はつごよみ初暦その年の暦を、年が明けて初めて使い始めること
- はつしばい初芝居年が明けて最初に幕を開ける、正月の芝居の興行
- はつしゃしん初写真年が明けてから初めて写す写真や、それを撮ること
- はつすずり初硯その年はじめて硯に向かい、筆で字を書く書き初め
- はつずり初刷元日の日付で出る新聞をはじめとする、年が明けて最初に刷られる印刷物
- はつたび初旅その年に出かける旅のうち、いちばん初めのひとつ
- はつだより初便年が明けてはじめてやりとりする手紙や知らせ
- はつちょうず初手水手や顔を若水で清める、元日の朝のならわし
- はつつづみ初鼓新しい年を迎えて、最初に鼓を打つこと
- はつでんわ初電話年が明けて最初に受けたりかけたりする、電話での会話
- はつに初荷商家の仕事始めに、飾った馬や車に積んで得意先へにぎやかに届けた品
- はつにっき初日記年が改まってから初めて日記をつけること
- はつねうり初音売竹のうぐいす笛を鳴らしてみせながら、年越しの夜から元日にかけて回った笛売り
- はつばしょ初場所大相撲の本場所のうち、一月に東京で開かれるもの
- はつゆ初湯多くは正月二日に入る、その年最初の風呂
- はつゆめ初夢その年の運を占うものとされた、新しい年に入って最初に見る夢
- はつりょう初漁新しい年を迎えて、漁を始めること
- はなびらもち花弁餅甘く煮た牛蒡と白味噌の餡を、丸く平らな餅で二つ折りに包む新年の菓子
- はねつき羽子つき正月に羽子板を持ち、羽根を相手と打ち合ったり、突いた回数の多さを比べたりする遊び
- はるぎ春着正月を祝って身につける、よそ行きの晴れ着
- はるこま春駒家々を回って蚕の実りを祝うとされる、馬の首の作り物を手にした正月の芸
- ひきぞめ弾初琴や三味線などを、年の初めにはじめて弾いてみること
- ふきぞめ吹初笛など吹いて鳴らす楽器を、年が明けてはじめて奏でること
- ふくだるま福達磨張り子のだるまのうち、年の初めの市で福を招く縁起物として買うもの
- ふくびき福引正月の遊びで、品を結んだ綱の束から、どれに当たるか分からないまま一本を引くもの
- ふくわかし福沸福鍋と呼ぶ鍋に若水を入れて煮る、元日の煮たき初めの祝い
- ふくわら福藁けがれよけとも年賀の客のためともいう、庭や門口に広げる正月の真新しい敷き藁
- ふくわらい福笑目や鼻の形の紙切れを、目隠しのままお多福の顔に並べる正月の遊び
- ふとばし太箸折れないように太く丸く作った、正月の雑煮を食べる白木の箸
- ほうらい蓬萊仙人の住む不老不死の山になぞらえ、三方に米や橙・昆布などを盛る正月の飾り
- ほだわらかざる穂俵飾る米俵に見える浮き袋を葉にもち、縁起がよいとされる海藻を蓬萊などに添えること
- まいぞめ舞初舞い手が正月に行う、その年最初の舞
- まないたはじめ俎始まな板と包丁に年が明けて初めて手をかけ、料理を始めること
- まんざい万歳扇と鼓を手にした二人組が家々を回り、祝いの言葉を唱えて舞う正月の芸
- やまはじめ山始山の神に供えものをし、形ばかり木を切って始める、正月の山仕事の初め
- よみぞめ読初正月を迎えてから、その年にする最初の読書
- れいじゃ礼者正月に家々をたずねて、新年のあいさつをする人
- わかなつみ若菜摘若菜籠をさげ、おもに女性が野で若菜を摘みとった年の初めのならわし
- わかみず若水一年の悪い気を払うとして、元日の朝いちばんに井戸などからくむ水
- わらいぞめ笑初新しい年を迎えて、最初にこぼれる笑い
- わらごうし藁盒子門松に結わえておく藁編みの入れ物で、供え物をそこに納めるもの
行事60語
初詣のような寺社へのお参りや縁日、小正月の火祭りや豊作の占い、宮中の儀式など、正月の行事にちなむ季語です。
- うそかえ鷽替木彫りの鳥を参拝者どうしで取り替え、悪いことを嘘にして幸運に替える天満宮の神事
- うたかいはじめ歌会始明治の初めから宮中で続き、一般の人も題に合わせて歌を寄せられる一月の歌会
- えほうまいり恵方詣初詣の行き先を、その年の縁起のよい方角に当たる社寺から選ぶこと
- えよう会陽寺の主が投げ入れる棒を裸の群れが奪い合う、岡山・西大寺の正月の裸祭り
- えんねんのまい延年の舞長寿を意味する名を持ち、岩手県平泉の寺で正月二十日の夜に奉納される舞
- えんぶり青森県八戸を中心に、その年の豊作を願って家々を舞って回る田植え踊り
- おけらまいり白朮詣雑煮を煮る火種にと、京都の八坂神社で授かった火を縄に移して持ち帰る年越しの参詣
- かざりおさめ飾納松の内の終わりに正月の飾りを外して、年の初めの行事に区切りをつけること
- かまくら子どもたちが雪の小屋にこもって神をまつる、秋田に伝わる小正月の行事
- かゆうら粥占粥に入れた竹の管や棒の米粒のつき方で、小正月にその年の作物の出来を占う行事
- かゆづえ粥杖男の子を授かるまじないに女の人の腰を打つ、小正月の粥かき棒
- きばはじめ騎馬始正月五日に行うと決まっていた、江戸時代の武家の新年最初の乗馬
- くずのそう国栖奏年の初めに吉野の山の民が宮中へ参り、歌と笛を奏でた古い芸能
- けそうぶみうり懸想文売顔を白い布で覆い、良い縁を祈る文を正月の京の町で売り歩いた人
- こうしょはじめ講書始三つの分野の学者が天皇と皇后の前で講義をする、年の初めの宮中の儀式
- こまつひき小松引子の日の遊びとして野山の小松を引いた、奈良や平安のころの正月の行事
- さぎちょう左義長取り外した門松やしめ縄を燃やし、その火で餅を焼いて食べる小正月の火祭り
- しちふくじんまいり七福神詣七福神をまつる寺や神社を順に巡り、新しい年の福を願う、正月七日までのお参り
- しほうはい四方拝災いを払い豊作や世の安らぎを願って、元日の夜明け前に天皇が天地四方を拝む儀式
- しめもらい注連貰子どもたちが家々を回り、小正月の火で燃やす松飾りやしめ飾りをもらうこと
- じょうげんのひ上元の日中元・下元と並ぶ節日で、災いよけの小豆がゆを食べる陰暦の正月十五日
- せいじんのひ成人の日大人になった若者を祝い励ます国民の祝日で、一月の第二月曜日
- たあそび田遊その年の豊作を願い、年の初めに稲作の作業をまねて演じる神社やお寺の芸能
- たませせり玉せせり裸で玉を取り合い、その年を占う、福岡の神社の正月三日の祭り
- ちやつきらこ竹の棒を打ち合わせ、少女たちが神社と家々を踊って回る、神奈川県三崎の小正月の行事
- ちょうが朝賀天皇の前に礼服の臣下がそろい、即位と同じ形で年の初めを祝った古代の元日の儀式
- つなひき綱引勝った側にその年の福が来るとして、二手に分かれ大綱を引き合う正月の行事
- でぞめ出初はしご乗りや消火の演習を見せる、新年に消防の人たちがそろう行事
- とおかえびす十日戎笹に縁起物をつるした福笹を求めて人が集まる、一月十日のえびす様の祭り
- としとくじん歳徳神年ごとにいる方角が変わり、その方角が恵方とされる、福をもたらす陰陽道の神
- とぶさまつ鳥総松一本の小枝を挿して、門松を片づけた跡に残しておく松
- ななくさ七種せり・なずななど七つの菜を粥に入れて祝う、正月七日の節句
- なまはげ鬼の面をつけた若者が家々を訪ね、怠け者や泣く子を大声でおどしていましめる、秋田県男鹿半島の行事
- なりきぜめ成木責柿などを「成らねば切るぞ」と脅し、木に代わり「成ります」と返す小正月のまじない
- にょうどうさい繞道祭元日の午前零時にともした火を大松明に移し、三輪山のふもとを巡る奈良の祭
- はがため歯固長生きを願って正月に鏡餅や大根などを食べた、「歯」を年齢にたとえる行事
- はついせ初伊勢外宮から内宮へと順に参る、年が明けて最初の伊勢神宮へのお参り
- はつう初卯神社へ参ってお札をいただく、正月になって最初の卯の日
- はつえんま初閻魔閻魔の縁日のうち年の最初にあたる、正月十六日に閻魔堂へ参ること
- はつかぐら初神楽神社が年の初めに神前で奏でる、その年最初の神楽
- はつかんのん初観音年が改まって最初に観音へ参る、一月十八日の縁日
- はつごんぎょう初勤行お経を読み、鐘や太鼓を鳴らす、寺や仏壇の前での年明け最初のお勤め
- はつこんぴら初金毘羅正月十日に、香川県や各地の金毘羅様へ、その年初めてお参りすること
- はつだいし初大師一月二十一日に開かれる、弘法大師の年はじめの縁日
- はつてんじん初天神天神様をまつる天満宮で、その年最初に開かれる正月二十五日の縁日
- はつとら初寅鞍馬寺などの毘沙門天へ福を願って参る、正月に入って一つ目の寅の日
- はつふどう初不動新しい年になって初めての、一月二十八日の不動尊の縁日
- はつべんてん初弁天弁財天にお参りする、正月になって最初の巳の日
- はつみさ初弥撒カトリック教会で元日にささげる、その年最初のミサ
- はつもうで初詣神社やお寺へ、年が明けて初めてお参りに行くこと
- はつやくし初薬師年が明けてはじめて巡ってくる、一月八日の薬師如来の縁日
- はまや破魔矢もとは正月の弓遊びに使った矢で、今は神社で授かる厄よけの縁起物
- ほえかご宝恵駕芸妓たちが紅白で飾った駕籠に揺られて今宮戎神社へ参る、大阪の正月十日の行事
- ぼんてん梵天神が宿るものとして、長い棒の先に布や紙を付けて神社に担ぎ込む大きな飾り
- まつおさめ松納門松などの松飾りを下ろして正月を送る日と、その片づけ
- まりはじめ鞠始王朝の装束を着て鹿革の鞠を蹴り上げる、年の初めの蹴鞠の儀式
- もぐらうち土竜打わらを束ねて地面をたたき、畑のもぐらを追い払う小正月の行事
- もちばな餅花豊作を祈る小正月の飾りで、花が咲いたように餅や団子をつけた枝
- やぶいり藪入奉公人が親もとへ帰ることを許された、正月十六日ごろの休み
- ゆみはじめ弓始正月七日などに武家が行った、その年最初に的を射る儀式
動物7語
正月のあいだ、ねずみをこう呼ぶ嫁が君や、元日に聞く鳥の声など、動物にかかわる季語です。
伊勢海老もここに入ります。
植物12語
福寿草、春の七草(薺・菘など)、正月の飾りに使う楪・歯朶など、植物の季語です。
- おぎょう御行ハハコグサを、正月の七草の一つとして呼ぶときの名
- しだ歯朶元日の祝いに飾る、表が青く裏の白い葉をもつ、裏白などの草
- すずしろ蘿蔔七草の一つとして呼ぶときの、ダイコンの別名
- すずな菘春の七草の一つに入る、カブの別の呼び名
- なずな薺ぺんぺん草とも呼ばれ、若葉を摘んで食べる春の七草の一つ
- ねじろぐさ根白草セリ科の草であるセリを、別の名で呼んだ言い方
- ねのひぐさ子日草姫小松とも呼ぶ小さな松で、正月の子の日に引いて遊んだもの
- はるのななくさ春の七草せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの七種類の若菜
- ふくじゅそう福寿草めでたい名を喜んで鉢に植え、正月に飾る黄色い花の草
- ほとけのざ仏の座紫の花が咲くシソ科の同名の草とは別の、タビラコを指す春の七草の一つ
- ゆずりは楪正月の飾りに添える、古い葉が若葉に後を譲って落ちる常緑の木
- わかな若菜正月の粥や汁に入れて食べる、芽吹いたばかりの菜