去年
意味
去年とは、いま迎えている年の、一つ前の年のことです。
ふだんの言葉でいう「昨年」にあたります。
読みは「こぞ」で、同じ字を「きょねん」と読んでも新年の季語になります。
季語の意味とは別に、ごく古い時代の歌には、「こぞ」を年ではなく夜の意味で使った例があります。
今夜を指すとみるのがふつうで、昨夜を指すという説もあります。
由来
いまの新年の季語は、昔の暦では春の初めの正月の言葉でした。
江戸時代の書物には、去年と今年は春の言葉で、ただ今年だけで使うときは句によって決める、という説が引かれています。
連歌では「去年」を春の言葉とし、「今年」は季節を持たない言葉として扱ったといいます。
例句
悔いもなく古年うせる佗寝かな
蛇笏『山廬集』
雲表にみゆる山巓初昔
蛇笏『椿花集』