初春
意味
初春とは、新年のことを、春の始まりとして言い表した言葉です。
傍題の「新春」も、同じ意味です。
春の季語として扱う「初春」の読みもあり、こちらは季節の春が始まってまもないころを指します。
この読みのほうは、新年と春のどちらの季語にも入れる本があります。
由来
昔のこよみでは、正月は春の初めの月で、「しょしゅん」は正月の別の呼び名でもありました。
江戸時代の書物も、正月の「花の春」を春の部に入れています。
傍題
「花の春」は、江戸時代の書物に「花の咲春といふ義なり」とあり、花の咲く春という意味の呼び名です。
例句
身じろぎのならぬ家さへ花の春
一茶『享和句帖』
行灯の片つぴらより明の春
一茶『文政句帖』
誰やらが形に似たりけさの春
芭蕉『続虚栗』