12月の季語一覧
12月の季語52語を、時候・生活・行事の分類ごとに読みの順で並べ、読み方と意味をひと言で添えた一覧です。
師走・冬至・大晦日のような月や日の名前から、煤払・年忘のような年の暮れの暮らし、クリスマス・除夜の鐘のような行事まで載せています。
雪・時雨・炬燵のように、12月に限らず冬に使う季語は、冬の季語一覧にあります。
時候13語
暦や季節の移り変わり、朝・昼・夜の時間と、暑さ寒さのようなその時季の気候を表す季語です。
- おおみそか大晦日たまった払いを片づけて年を送る、一年の終わりの12月31日
- かぞえび数へ日今年の残りがわずかになり、その日数を数えるようになった年の暮れ
- こつごもり小晦日新暦では十二月三十日、旧暦では二十九日にあたる、大みそかの前の日
- じゅうにがつ十二月師走とも呼ばれる、一年のいちばん終わりの月
- じょや除夜一年の終わりの日である大晦日の夜
- しわす師走旧暦の十二月を指す呼び名で、一年の終わりの月
- たいせつ大雪二十四節気で雪が本格的に降り積もるころ、今の暦の12月7日か8日ごろ
- とうじ冬至一年で昼がいちばん短く、この日を境に日が延びはじめる、新暦12月22日ごろの節気
- としおしむ年惜しむ今年との別れを惜しむ、年末の気持ち
- としこし年越一年の境目にあたる大みそかの夜や節分の夜、またその夜を越して年を改めること
- としのうち年の内押し迫った暮れのころを主にいう、年が明けるまでの残りの日々
- としのくれ年の暮一年の終わりが近づいた、年末のころ
- ゆくとし行く年まもなく暮れて過ぎ去ろうとしている、今年という一年
生活22語
衣食住、田畑や山・海の仕事、遊びや学校など、人の暮らしにかかわる季語です。
風邪やしもやけのような体の様子、物思いのような気持ちも入ります。
冬の食べ物のうち、料理や食べ方の季語はこの分類です。
- いうう藺植う冬の水田へイグサの苗を植えつける農作業
- かざりうり飾売年の暮れに、正月に飾る品々を売り歩く人
- がじょうかく賀状書く新年のあいさつを記した年賀状を、元日に届くよう年内に書くこと
- かどまつたつ門松立つ家の入り口に松の飾りを据える、正月を迎えるための支度
- ごようおさめ御用納その年の仕事を十二月二十八日で切り上げる、役所の仕事じまい
- しめかざる注連飾る玄関などにしめ縄を張って、正月の神を迎える用意をすること
- しゃかいなべ社会鍋年の暮れの街角に鍋を据え、暮らしに困る人へのお金を集める救世軍の募金
- すすはらい煤払12月13日に行うのが古いしきたりだった、一年の厄も払い落とす年末の大掃除
- たたみがえ畳替畳の芯はそのままに、傷んだ表を新しいものに張り替えること
- とうじがゆ冬至粥小豆を入れて炊きあげ、冬至の日に食べるおかゆ
- としぎこり年木樵年明けの春に焚く薪を、年内のうちに切っておくこと
- としのいち年の市年の瀬が近づくと町や村に立つ市
- としまもる年守る家の者みなで寝ずに新しい年を待ち受ける、大みそかの夜明かし
- としようい年用意家の掃除やしめ縄張りなど、新しい年が来る前にすませる暮れの仕事
- としわすれ年忘年の暮れに開く宴
- にっきかう日記買ふ新しい年に使う日記帳を、年末のうちに買い求めること
- ねんまつしょうよ年末賞与暮れのボーナスとも呼ぶ、十二月ごろに勤め先の会社や役所から受け取る賞与
- はきおさめ掃納その年の掃除の締めくくりとして、大晦日に掃き清めること
- ふるごよみ古暦新しい暦と比べて古いほうになった暦を呼ぶ名
- みそかそば晦日蕎麦ひと月を無事に過ごせたことを祝って、月の末日、とりわけ大みそかに食べるそば
- もちつき餅搗蒸したもち米を杵でついて、餅にする作業
- ゆずゆ柚子湯ゆずの実を入れた湯につかる、銭湯でもいまも続く冬至の日のならわし
行事17語
祭りや寺社・教会の行事、節句や盆などの年中行事、祝日や記念日、市、俳人や作家の忌日(亡くなった日)にちなむ季語です。
- いっぺきろうき一碧楼忌十二月三十一日、明治から昭和にかけての俳人、中塚一碧楼が亡くなった日
- かすがわかみやおんまつり春日若宮御祭12月15日から18日まで奈良の春日大社の若宮神社で営まれる祭り
- クリスマス12月25日に、キリストが生まれたことを祝うキリスト教の行事
- しまいだいし終大師弘法大師の縁日のうち、一年でいちばん終わりにあたる十二月二十一日のもの
- しまいてんじん終天神毎月二十五日に開かれる天満宮の縁日のうち、年内最後となる十二月のもの
- じょやのかね除夜の鐘百八の迷いを払おうと、大みそかの夜更けから年明けにかけて寺でつく鐘
- せいそんき青邨忌十二月十五日、鉱山学者でもあった俳人の山口青邨が亡くなった日
- せいほき青畝忌十二月二十二日、奈良に生まれた俳人の阿波野青畝が亡くなった日
- そうせきき漱石忌十二月九日、明治・大正の小説家の夏目漱石が亡くなった日
- だいこたき大根焚寺で炊いた大根を人々がいただきに集まる、12月9日の京都の行事
- ちちぶよまつり秩父夜祭花火の上がる夜に、屋台や山車を町に引き回す十二月初めの秩父神社の祭り
- としこしもうで年越詣お参りする寺社を新しい年の神様がいる方角で選ぶ、大晦日か節分の夜の年越しの習い
- としごもり年籠寺や神社に詣でてそのままこもり、大晦日の夜を明かして年を越すこと
- とらひこき寅彦忌随筆でも知られる物理学者、寺田寅彦の亡くなった十二月三十一日
- はごいたいち羽子板市年の暮れ、浅草寺の境内などに羽子板の店が並ぶ市
- ふだおさめ札納この一年に神社や寺でいただいたお札を、年末にまとめて社寺へお返しすること
- ろうはちえ臘八会成道会とも言い、12月8日に釈迦の悟りを祝って寺で行う法要