春の季語一覧
春の季語515語を、時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物の分類ごとに読みの順で並べ、読み方と、主な語には意味をひと言で添えた一覧です。
立春・梅・春一番のような身近な語から、冴返る・如月のような読みにくい語まで載せています。
月ごとの季語は2月の一覧にもまとめてあります。
時候48語
暦や季節の移り変わり、朝・昼・夜の時間と、暑さ寒さのようなその時季の気候を表す季語です。
- うすい雨水降るものが雪から雨にかわって氷も解けだす、今の暦の2月18日か19日ごろの節気
- かんあけ寒明立春の日を迎え、寒と呼ばれる時期がそこで終わること
- きさらぎ如月衣をさらに重ねて着るほど寒さがぶり返す月という説もある、旧暦二月の呼び名
- きゅうしょうがつ旧正月暦が今のものに改まった後も各地で長く祝われてきた、旧暦の正月
- けいちつ啓蟄
- こくう穀雨二十四節気のうち春の最後の節気
- さえかえる冴返るいったん緩んだ寒さが、暖かさの兆した春先にふたたび戻ってくること
- しゅんぶん春分二十四節気のうち、昼と夜がほぼ同じ長さになる日
- せいめい清明二十四節気のうち、春分から十五日のちの4月5日前後
- そうしゅん早春立春からまだ間もない、春という季節の初めのころ
- にがつ二月節分や初午の行事があり、月の初めに立春を迎える、一年で二番目の月
- にがつじん二月尽月の終わりを迎えて、二月がすっかり過ぎ去ること
- はるあさし春浅し春らしさがまだそろわない、春になって間もないころの様子
- よかん余寒暦の上ではもう春なのに、なかなか抜けきらない寒さ
- りっしゅん立春今の暦の2月4日ごろ、節分が明けて暦の上の春が始まる日
このほかの時候の季語33語
- あたたか暖か
- うららか麗か
- うりずん
- かわずのめかりどき蛙の目借時
- くれのはる暮の春
- このめどき木の芽時
- さんがつ三月
- しがつ四月
- しゅんぎょう春暁
- しゅんしゃ春社
- しゅんちゅう春昼
- ちじつ遅日
- ちゅうしゅん仲春
- のどか長閑
- はちじゅうはちや八十八夜
- はなどき花時
- はなびえ花冷
- はる春
- はるあつし春暑し
- はるおしむ春惜しむ
- はるさむ春寒
- はるのくれ春の暮
- はるのひ春の日
- はるのよ春の夜
- はるのよい春の宵
- はるふかし春深し
- はるめく春めく
- ばんしゅん晩春
- ひがん彼岸
- ひなが日永
- むつき睦月
- やよい弥生
- ゆくはる行く春
天文36語
空や大気にかかわる季語です。
日・月・星のほか、雲・風・雨・雪・霜・霧・雷などの天気が入ります。
天文学の「天文」より広い意味です。
- はるいちばん春一番海で働く人が古くから用心してきた、立春から春分までに初めて吹き荒れる南風
このほかの天文の季語35語
- おぼろ朧
- おぼろづき朧月
- かすみ霞
- かぜひかる風光る
- こち東風
- さおひめ佐保姫
- さくらまじ桜まじ
- しゅんいん春陰
- しゅんこう春光
- しゅんじん春塵
- しゅんらい春雷
- つちふる霾
- とりぐもり鳥曇
- なたねづゆ菜種梅雨
- にげみず逃水
- ねはんにし涅槃西風
- はだれ斑雪
- はなぐもり花曇
- はるかぜ春風
- はるさめ春雨
- はるしぐれ春時雨
- はるのあられ春の霰
- はるのくも春の雲
- はるのしも春の霜
- はるのそら春の空
- はるのつき春の月
- はるのひ春の日
- はるのほし春の星
- はるのみぞれ春の霙
- はるのやみ春の闇
- はるのゆき春の雪
- はるはやて春疾風
- ひらはっこう比良八荒
- ゆきのはて雪の果
- わかれじも別れ霜
地理21語
山・野・田・川・海、積もった雪や氷など、地上の景色や水・土の様子を表す季語です。
このほかの地理の季語21語
- いてどけ凍解
- うすらい薄氷
- きのねあく木の根明く
- こおりとく氷解く
- ざんせつ残雪
- しおひがた潮干潟
- しゅんでい春泥
- なだれ雪崩
- はるた春田
- はるのかわ春の川
- はるのつち春の土
- はるのなみ春の波
- はるのの春の野
- はるのみず春の水
- はるのやま春の山
- みずぬるむ水温む
- やけの焼野
- やまわらう山笑ふ
- ゆきしろ雪しろ
- ゆきどけ雪解
- ゆきま雪間
生活99語
衣食住、田畑や山・海の仕事、遊びや学校など、人の暮らしにかかわる季語です。
風邪やしもやけのような体の様子、物思いのような気持ちも入ります。
春の食べ物のうち、料理や食べ方の季語はこの分類です。
- あいまく藍蒔く藍染めの染料をとるアイの種を、二月から三月ごろにまくこと
- りょうきおわる猟期終る獲物や地域で違うが、たいてい二月なかばごろに冬の狩りの期間が終わること
このほかの生活の季語97語
- あおぬた青鰻
- あさね朝寝
- あさまく麻蒔く
- あゆくみ鮎汲
- いそあそび磯遊
- いそかまど磯竈
- いそなつみ磯菜摘
- いもうう芋植う
- うまやだし廢出し
- うめみ梅見
- えりさす飢挿す
- えんそく遠足
- かきつくろう垣繕ふ
- かじゅうう果樹植う
- かんちょう観潮
- きたまどひらく北窓開く
- きながし木流し
- きゅうこんうう球根植う
- くさもち草餅
- くはとく桑解く
- くわつみ桑摘
- こたつふさぐ炬燵塞ぐ
- このみうう木の実植う
- さくらづけ桜漬
- さくらもち桜餅
- さしき挿木
- しおひがり汐干狩
- しもくすべ霜くすべ
- しゅうせん鞦韆
- しゅんしゅう春愁
- しゅんとう春闘
- しゅんとう春灯
- しゅんみん春眠
- しらすぼし白子干
- しんしゃいん新社員
- せいちゃ製茶
- せんてい剪定
- そつぎょう卒業
- だいしけん大試験
- たがやし耕
- たこ凧
- たねえらび種選
- たねひたし種浸し
- たねまき種蒔
- たねもの種物
- ちゃつみ茶摘
- つぎき接木
- つぼやき壺焼
- つみくさ摘草
- でんがく田楽
- とうせい踏青
- なえぎいち苗木市
- なえぎうう苗木植う
- なえどこ苗床
- なえふだ苗札
- なめし菜飯
- にゅうがく入学
- にゅうがくしけん入学試験
- のあそび野遊
- のぼりやな上り簗
- のやく野焼く
- はすうう蓮植う
- はたうち畑打
- はたやく畑焼く
- はなかがり花篝
- はなごろも花衣
- はなだねまく花種蒔く
- はなづかれ花疲れ
- はななづけ花菜漬
- はなみ花見
- はなもり花守
- はるあわせ春袷
- はるごたつ春炬燵
- はるしょーる春ショール
- はるのかぜ春の風邪
- はるのふく春の服
- はるのゆめ春の夢
- はるのろ春の炉
- はるひがさ春日傘
- はるひばち春火鉢
- はるやすみ春休
- ばれいしょうう馬鈴薯植う
- ひつじのけかる羊の毛刈る
- ふうせん風船
- ふきみそ蕗味噌
- ボートレース
- ほしがれい干鰈
- まきびらき牧開
- まつのみどりつむ松の緑摘む
- むしがれい蒸鰈
- めざし目刺
- めばりはぐ目貼剥ぐ
- ものだねまく物種蒔く
- やまやく山焼く
- ゆきがこいとる雪囲とる
- ろふさぎ炉塞ぎ
- わらびもち蕨餅
行事71語
祭りや寺社・教会の行事、節句や盆などの年中行事、祝日や記念日、市、俳人や作家の忌日(亡くなった日)にちなむ季語です。
- かのこきかの子忌歌人として出発し小説でも知られた岡本かの子が亡くなった、二月十八日
- きたのなたねごく北野菜種御供京都の北野天満宮で、菅原道真の命日にあたる二月二十五日に梅を供えて行う祭り
- たきじき多喜二忌プロレタリア作家の小林多喜二が、捕らえられたその日に拷問で殺された二月二十日
- なのはなき菜の花忌歴史小説で広く読まれた司馬遼太郎の、好きだった花にちなんで呼ぶ二月十二日の命日
- にがつれいじゃ二月礼者年賀のあいさつを、二月になってから述べて歩く人
- はつうま初午その年の豊作を願って稲荷を祀る、二月に入って最初の午の日の祭り
- はりくよう針供養針仕事の上達を祈りつつ、役目を終えた針を豆腐などに刺して休ませる二月八日の行事
- ばれんたいんのひバレンタインの日想いを伝える贈り物や手紙を、恋人や夫婦が交わし合う二月十四日
- めいせつき鳴雪忌子規の門人たちの長老格だった俳人、内藤鳴雪の命日の二月二十日
- もきちき茂吉忌医師として働きながらアララギの中心で歌を詠んだ、斎藤茂吉の命日の二月二十五日
このほかの行事の季語61語
- いせまいり伊勢参
- うめわかき梅若忌
- えぶみ絵踏
- おおいしき大石忌
- おみずとりお水取
- おみぬぐい御身拭
- かいちょう開帳
- かすがまつり春日祭
- かふうき荷風忌
- かもがわおどり鴨川をどり
- がんぶろ雁風呂
- ぎょき御忌
- きょくすい曲水
- きょしき虚子忌
- けんこくきねんのひ建国記念の日
- けんぽうきねんび憲法記念日
- さいぎょうき西行忌
- さがだいねんぶつ嵯峨大念仏
- さがのはしらたいまつ嵯峨の柱炬
- さねともき実朝忌
- さんきき三鬼忌
- しがつばか四月馬鹿
- しゃにくさい謝肉祭
- じゅうさんまいり十三詣
- しゅにえ修二会
- しゅんぶんのひ春分の日
- じょうらくえ常楽会
- しょうりょうえ聖霊会
- しょうわのひ昭和の日
- せいしき誓子忌
- せきてん釈奠
- せんていさい先帝祭
- たかやままつり高山祭
- たくぼくき啄木忌
- たけおくり竹送り
- たつこき立子忌
- とうぎゅう闘牛
- ともじき友二忌
- とりあわせ鶏合
- どんたく
- ねはんえ涅槃会
- はなしずめまつり鎮花祭
- はるまつり春祭
- ひがんえ彼岸会
- ひとまろき人麻呂忌
- ひないち雛市
- ひなおさめ雛納め
- ひなながし雛流し
- ふうせいき風生忌
- ふつかきゅう二日灸
- ぶっしょうえ仏生会
- へんろ遍路
- みえいく御影供
- みやこおどり都をどり
- メーデー
- やすくにまつり靖国祭
- やすらいまつり安良居祭
- よしののはなえしき吉野の花会式
- りきゅうき利休忌
- りゅうたき龍太忌
- れんにょき蓮如忌
動物67語
けもの・鳥・魚・貝・虫など、動物やその様子を表す季語です。
春の食べ物のうち、貝や魚、鳥など、とれる生き物の名で呼ぶ季語もこの分類です。
このほかの動物の季語67語
- あさり浅蜊
- あぶ虻
- いいだこ飯蛸
- いかなご鮊子
- うおじま魚島
- うぐいす鶯
- うそ鷽
- うみねこわたる海猫渡る
- おとしづの落し角
- かいこ蚕
- かえるかり帰る雁
- かと蝌蚪
- かめなく亀鳴く
- からすがい烏貝
- からすのす鴉の巣
- さえずり囀
- さくらうぐい桜鹹
- さくらがい桜貝
- さくらだい桜鯛
- さざえ栄螺
- さより鱵
- さわら鰆
- しおまねき望潮
- しじみ蜆
- じむしあなをいず地虫穴を出づ
- すずめのこ雀の子
- すずめのす雀の巣
- すだちどり巣立鳥
- たにし田螺
- ちょう蝶
- つきひがい月日貝
- つばめのす燕の巣
- とりかえる鳥帰る
- とりくもにいる鳥雲に入る
- とりさかる鳥交る
- とりのす鳥の巣
- にしん鰊
- にな蜷
- ねこのこ猫の子
- ねこのこい猫の恋
- のっこみぶな乗込鮒
- はち蜂
- はないか花烏賊
- はまぐり蛤
- はらみすずめ孕雀
- はるごま春駒
- はるぜみ春蟬
- はるのか春の蚊
- はるのかり春の雁
- はるのしか春の鹿
- はるのとり春の鳥
- はるのはえ春の蠅
- ひきがも引鴨
- ひきづる引鶴
- へびあなをいず蛇穴を出づ
- ほおじろ頬白
- ほたるいか蛍烏賊
- ます鱒
- まつむしり松峯鳥
- まてがい馬蛤貝
- むつごろう鯥五郎
- ももちどり百千鳥
- やどかり寄居虫
- やなぎはえ柳鮠
- ゆきむし雪虫
- わかあゆ若鮎
- わかさぎ公魚
植物173語
花・木・草、野菜・果物・穀物など、植物とその様子(芽吹き・紅葉・落葉・枯れなど)を表す季語です。
きのこや海藻もここに入ります。
春の花はこの分類にあります。
春の食べ物になる野菜や果物もここです。
このほかの植物の季語171語
- あおきのはな青木の花
- あおさ石蓴
- あおむぎ青麦
- あけびのはな通草の花
- あさつき胡葱
- あざみ薊
- あしたば明日葉
- あしびのはな馬酔木の花
- あずまぎく東菊
- アネモネ
- あんずのはな杏の花
- いかりそう錨草
- いたどり虎杖
- いちごのはな苺の花
- いちょうのはな銀杏の花
- いちりんそう一輪草
- うぐいすな鶯菜
- うご海髪
- えびね化偸草
- おうとうのはな桜桃の花
- おうばい黄梅
- オキザリス
- おきなぐさ翁草
- おそざくら遅桜
- かいどう海棠
- かえでのめ楓の芽
- かしのはな樫の花
- かじめ搗布
- かすみそう霞草
- かもじぐさ髢草
- からしな芥菜
- からたちのはな枸橘の花
- きいちごのはな木苺の花
- きくのなえ菊の苗
- ぎしぎし羊蹄
- きずいせん黄水仙
- きぶしのはな木五倍子の花
- きらんそう金瘡小草
- きんせんか金盞花
- くくたち茎立
- くさのめ草の芽
- くさわかば草若葉
- クロッカス
- くわ桑
- くんしらん君子蘭
- けまんそう華鬘草
- げんげ紫雲英
- こうばい紅梅
- こでまりのはな小粉団の花
- このめ木の芽
- こぶし辛夷
- さくら桜
- さくらしべふる桜蘂降る
- ざぜんそう座禅草
- ざんか残花
- さんがつな三月菜
- さんきらいのはな山帰来の花
- さんざしのはな山査子の花
- さんしゅゆのはな山茱萸の花
- しきみのはな樒の花
- シクラメン
- したもえ下萌
- しだれざくら枝垂桜
- しどみのはな樝子の花
- シネラリア
- しばざくら芝桜
- じゅうにひとえ十二単
- しゅんぎく春菊
- しゅんらん春蘭
- しょうろ松露
- しょかつさい諸葛菜
- じんちょうげ沈丁花
- スイートピー
- すいば酸葉
- すぎな杉菜
- すぎのはな杉の花
- すぐろのすすき末黒の芒
- すはまそう州浜草
- すもものはな李の花
- せり芹
- だいこんのはな大根の花
- たけのあき竹の秋
- たねいも種芋
- たんぽぽ蒲公英
- ちさ萵苣
- チューリップ
- つくし土筆
- つげのはな黄楊の花
- つたのめ蔦の芽
- つたわかば蔦若葉
- つつじ躑躅
- つのまた角又
- つばき椿
- つばな茅花
- どうだんのはな満天星の花
- とさみずき土佐水木
- なしのはな梨の花
- なつみかん夏蜜柑
- なのはな菜の花
- にら韮
- にわとこのはな接骨木の花
- にんにく蒜
- ねぎぼうず葱坊主
- のり海苔
- はぎわかば萩若葉
- はこべ蘩蔞
- はつざくら初桜
- はな花
- はなずおう紫荊
- はなみずき花水木
- ははこぐさ母子草
- ばらのめ薔薇の芽
- はるおちば春落葉
- はるだいこん春大根
- はるのたけのこ春の筍
- はるりんどう春竜胆
- はんのはな榛の花
- ひがんざくら彼岸桜
- ひこばえ蘖
- ひじき鹿尾菜
- ひなぎく雛菊
- ヒヤシンス
- ふきのとう蕗の薹
- ふじ藤
- ふたば双葉
- ふたりしずか二人静
- フリージア
- ふるくさ古草
- ヘリオトロープ
- ぼうふう防風
- ほうれんそう菠薐草
- ぼけのはな木瓜の花
- ぼたんのめ牡丹の芽
- まこものめ真菰の芽
- まつのはな松の花
- まむしぐさ蝮蛇草
- まめのはな豆の花
- まんさく金縷梅
- みずな水菜
- みつばぜり三葉芹
- みつまたのはな三椏の花
- ミモザ
- みやこわすれ都忘れ
- みょうがたけ茗荷竹
- ムスカリ
- むべのはな郁子の花
- もくれん木蓮
- もずく海雲
- もののめものの芽
- もものはな桃の花
- やえざくら八重桜
- やなぎのめ柳の芽
- やまざくら山桜
- やまぶき山吹
- やまぶきそう山吹草
- ゆきまぐさ雪間草
- ゆきやなぎ雪柳
- ゆすらのはな山桜桃の花
- よめな嫁菜
- よもぎ蓬
- ライラック
- らっぱすいせん喇叭水仙
- りゅうじょ柳絮
- りんごのはな林檎の花
- れんぎょう連翹
- わかくさ若草
- わかしば若芝
- わかみどり若緑
- わかめ若布
- わさび山葵
- わらび蕨