余寒
意味
余寒とは、立春を迎えて暦の上で春になってから感じる寒さのことです。
立春は毎年2月4日ごろで、寒の時期はここで明けますが、冷え込みはすぐにはゆるみません。
「よさむ」と読むこともあり、その読みでは寒さの残る時期そのものも指します。
由来
「余」は「残る」を表す字です。
江戸時代の書物にも「余寒は、のこる寒也」とあります。
傍題の「残る寒さ」は、この意味をそのまま言葉にした名です。
例句
隈隈に残る寒さやうめの花
蕪村『蕪村句集』
四人の丸くなつたる余寒かな
子規『寒山落木』
残り少なに余寒もものゝなつかしき
子規『寒山落木』