歌会始
意味
歌会始とは、年が明けて最初に開く歌会のことです。
今この名で呼ぶのは、毎年1月の中ごろに皇居で開かれる宮中の歌会で、「歌御会始」という呼び方もあります。
歌会始には、一般の人も歌を送ることができます。
送る人は国の外にも多く、集まる歌は平均すると年に3万首あまりになります。
選ぶのは年のうちで、選ばれた歌の作者は当日の式にも出ます。
当日の読み上げは選ばれた歌から始まり、皇室の方々の歌へと進んで、天皇の歌で終わります。
この日には、次の年のお題も発表されます。
由来
その年の最初の歌会が宮中で「御会始」と呼ばれだしたのは、毎月歌会を開くことが貴族の間で習わしになってからのようです。
14世紀の後半には、宮中の歌会始で、歌を読み上げる人などの役目の受け持ちや、式の進め方が決まっていました。
ただ、正月に開くと決まったのは15世紀の終わりごろで、それまでは年の最初の会でも、ほかの月になることがありました。
こうして整った式のやり方は、江戸時代の終わりまで守られました。
明治2年(1869年)からは、昔の式の形を引き継いだ今の歌会始が、毎年開かれています。
1879年からは、一般から寄せられた歌を選んで読み上げるようになりました。
1947年からは、そのときどきに活躍している歌人が、歌を選ぶ役を務めています。