鏡餅
意味
鏡餅とは、正月に年神へ供える大きな餅で、丸く平たい形をしています。
年神とは、新しい年とともに家にやってくる神のことです。
鏡餅は神棚や床の間に置いて供えます。
鏡餅という呼び名は、正月のものだけでなく、祭りや祝いの日に神仏へ供える餅にも使います。
飾るときは、三方という台に大小の餅を二段、ときに三段に重ねます。
添える物のうち、橙と昆布は、名前の音をめでたい言葉に重ねた縁起物です。
だいだいは「代々」に通じ、昆布は「こぶ」とも読んで「よろこぶ」に通じます。
ほかに裏白や干し柿も添えます。
供えた鏡餅は、下げてから雑煮や汁粉に入れて食べます。
この下げる日を鏡開きといい、一月十一日に開く家もあれば、四日や七日、一月の終わりに開く家もあります。
由来
鏡餅の「鏡」は、昔使われていた金属の鏡のことだといわれます。
丸い板の形をしたその鏡に、平たい丸餅の形が似ていたためです。
室町時代のころから、多くの家で鏡餅を供えるようになったといいます。
三方に餅を重ねる今の飾り方は、二つの習わしが合わさってできたと考えられています。
一つは、年が改まるときに一人一人の命の力を新しくしようと、家族の数だけ餅を用意した習わしです。
もう一つは、年神への供え物です。