枯野かれの

季節:
冬
分類:
地理
傍題(別の言い方):
  • 枯野道かれのみち

意味

枯野とは、草も木もすっかり枯れてしまった冬の野原のことです。
着物を何枚も重ねて着るとき、表と裏に使う色の組み合わせにも、それぞれ名前が付いていました。
枯野もその一つで、裏が白か薄い青、表が黄色の組み合わせをいいます。

由来

江戸時代の書物には「千草の枯れたる野をいふ」とあり、いろいろな草が枯れた野を指す言葉として受け止められていました。

使い方

同じ書物には「露を結びても冬也」とも書かれています。
枯れた野に露が降りている様子を詠んでも、その句は冬のものとして扱う、という意味です。

例句

  • 遠方おちかたや枯野ゝ小家こやの灯の見ゆる

    一茶『寛政句帖』

  • 五六足馬干ておく枯野哉

    一茶『八番日記』

冬の地理の季語