氷こおり

季節:
冬
分類:
地理
傍題(別の言い方):
  • 厚氷あつごおり
  • 海うみ凍こおる
  • 川かわ凍こおる
  • 結氷けっぴょう
  • 氷橋こおりばし
  • 凍湖とうこ
  • 氷面鏡ひもかがみ
  • 氷海ひょうかい
  • 氷湖ひょうこ
  • 氷江ひょうこう

意味

氷とは、水が冷えて固まり、固体になったものです。
1気圧なら、水はセ氏0度で凍ります。

大きな氷のかたまりは、うっすら青みがかって見えます。
ふだん目にする氷は、色のない透明なものです。
水より軽いので、凍っても沈まずに水に浮きます。

江戸時代の書物はほかの本を引いて、冬の最初の月に水が凍り始め、次の月には氷がいっそう厚くなり、冬の最後の月に最も盛んになると記しています。

由来

昔は氷を「ひ」とも呼びました。
「氷室ひむろ」や「氷雨ひさめ」という言葉の「ひ」は、この読み方です。

傍題

鏡に見立てた氷の面を、「氷面鏡ひもかがみ」と呼びます。
同じ書物には「氷のかゞみの如くなるをいふ」とあります。

使い方

同じ書物には、氷にちなむ言い回しも集められています。
水面をすっぽり覆った氷を、物を包む着物に見立てたのが「氷の衣」です。
ひどく寒いときに氷が音を立てることを「氷の声」と呼ぶ、という説も載っています。

例句

  • わり流す氷けぶりや門かどの川

    一茶『八番日記』

  • 手拭てぬぐいのねぢつたまゝの氷哉

    一茶『文政句帖』

  • 本馬ほんうまのしやんしやん渡る氷哉

    一茶『文政句帖』

冬の地理の季語