氷柱
意味
冬の朝、家の軒先から先のとがった氷が何本も下がっているのを見かけることがあります。
これが氷柱で、山では岩から下がることもあります。
日が差して屋根の雪がとけだすと、水は軒の端から落ちようとしますが、冷えこみが強いと落ちきらないうちに凍ります。
その氷を伝ってくる水がまた凍り、これがくり返されて、氷柱は少しずつ伸び、太くなっていきます。
地面に届くほどのものもあれば、数センチで止まるものもあります。
由来
「垂氷」という呼び名もあります。
江戸時代の書物は、「垂氷」を冬の三か月を通して使う語に数えています。
また古い文章には、「つらら」という語を氷そのものの意味で使った例があります。
使い方
同じ字を「こおりばしら」と読むと、まったく別のものになります。
夏の暑さをやわらげようと部屋に据えておく、柱の形をした氷のことで、こちらは夏の季語です。
「ひょうちゅう」という読みは、冬のつららにも、この夏の氷にも使います。
例句
夕風や社の氷柱灯のうつる
一茶『寛政句帖』