冬の山
意味
冬の山とは、冬を迎えた山のことです。
枯れた色に変わった山も、雪をいただいた山も含みます。
傍題の「枯山」と「雪山」は、その二つの姿を一つずつ言い分けた呼び名です。
傍題
「雪嶺」も、「雪山」と同じく雪の姿の山を言う傍題です。
「冬山」という言葉は、季語のほかにも使われます。
冬の登山や、その登山で目指す山、それに燃やすための木を冬に切り出しに入る山も、「冬山」と呼ばれます。
季語として使うのは、冬の季節の山を指すときです。
「雪山」も、季語とは別のものを指すことがあります。
平安時代の宮中で、雪で山の形をこしらえた作り物です。
例句
冬山や寺に薪割る奥は雪
蛇笏『山廬集』
雪山の暮るるゆとりに鳴る瀬かな
蛇笏『心像』
雪山の幾襞遠く曇りなし
蛇笏『家郷の霧』