冴さゆ

季節:
冬
分類:
時候
傍題(別の言い方):
  • 鐘かね冴さゆ

意味

冴ゆとは、冬の冷え込みがきびしくなることを表す言葉です。
今の言葉でいう「冴さえる」の、古い言い方にあたります。

もう一つの意味は、澄みきった光や音、色から冷たさが伝わってくる様子です。
冬の夜の星の光が、冷たく澄んで目に届くのは、その例です。

傍題

「鐘かね冴さゆ」は、音が澄むほうの意味で、寒さのなかの鐘の響きが冷たく澄みとおることを言います。

使い方

季語として使うのは、冷え込むことと、寒さのなかで光や音がすむことの二つの意味です。
頭が冴さえる、腕前が冴さえるのような意味では季節を表しません。
名詞の「冴さえ」も、寒さを感じさせるすみかたを言うときは冬の季語になります。

例句

  • 石工いしくあり玄翁げんのう宙そらに風冴ゆる

    蛇笏『雪峡』

冬の時候の季語