初雪はつゆき

季節:
冬
分類:
天文

意味

初雪とは、冬に入ってからその年はじめて降る雪のことです。
時期は土地によって大きく違い、平年では北海道で10月の下旬、関東から西の太平洋に面した土地では1月の上旬と、2か月以上の開きがあります。
地面に落ちてもほとんどはまもなく消え、積もったまま残ることはまずありません。
新しい年に入って最初に降る雪を、初雪と呼ぶこともあります。

由来

昔は、初雪の降った日に役人たちがそろって宮中へ参上する行事がありました。
古い書物には、この行事はすでに長く途絶えている、と書かれています。

使い方

江戸時代の書物には「初雪は積らぬさまによめり」(積もらない様子で詠むものだ)という決まりが書かれています。
雪が「消える」というと春を思わせますが、同じ書物は、そう詠んでも冬の言葉として扱う、と続けています。

例句

  • はつ雪に白湯さゆすゝりても我家わがや哉

    一茶『文化句帖』

  • はつ雪やといへば直すぐに三四尺

    一茶『七番日記』

  • 初雪やころころけぶるたばこ壳がら

    一茶『文政句帖』

冬の天文の季語