風花
意味
風花とは、よく晴れているのに降ってくる雪のことで、「かざばな」とも読みます。
風に舞うその雪は、花びらのようにも見えます。
雪を降らせている雲は遠くの山の向こうにとどまり、雪のかけらだけが強い風に運ばれて、山のこちら側まで届きます。
山を越えて吹き下りる風は乾いているので、こちら側は晴れたままです。
群馬県など、山の風下にあたる土地でよく見られ、とくに多いのは、北西の季節風が強く冷えこむ日です。
晴れた空から落ちてくるのが、雪ではなく雨のときも、風花と呼ぶことがあります。
また、曇った日に、雪のかけらや霰、みぞれが風にまじって降るのも、風花ということがあります。
例句
風花や登山賽者の女夫づれ
蛇笏『山廬集』