鮪まぐろ

季節:
冬
分類:
動物

意味

鮪とは、大きな海の魚の仲間をまとめて呼ぶ名前で、魚の分類ではサバ科のマグロ属に入ります。
仲間にはクロマグロのほか、キハダやメバチ、ビンナガなどがいます。
クロマグロ一種だけを指して「鮪」ということもあります。
俳句では冬の季語です。

刺身やすしの種になる魚です。
血合ちあいと呼ばれる赤い筋肉が、身の横側にたくさんあります。
すみかは陸から離れた広い海で、そこを泳ぎ回っています。
背は青黒く腹は銀白色で、大きな体は両端が細く、まん中がふくらんでいます。

由来

鮪には「しび」という古い呼び名もあります。
大昔の歌に、もう「しび突く」という言い方が出てきます。
その歌のころには、銛もりで突いてしびをとっていたのでしょう。
しびを釣る漁師の舟が騒ぐ様子を詠んだ歌も残っています。

江戸時代の後半には、鮪の大漁が二度ありました。
すしの上に生の身をのせる食べ方は二度目の大漁で広まり、その前の一度目には、しょうゆに漬けた「づけ」が広まっていました。
この二度の大漁で、鮪はふだん食べる魚になりました。

「とろ」は昭和に入るまで値の安い部分で、食べる人もあまりいませんでした。

冬の動物の季語