兎
意味
兎とは、ウサギ科のけものをまとめて呼ぶ名前です。
前足にくらべて後ろ足が長く、耳も長くのび、上くちびるは縦に割れています。
草を食べ、たくさんの子を産みます。
人に飼われている兎はアナウサギの仲間がもとになっていて、それとは別に野兎の仲間もいます。
兎の毛は筆の材料になり、毛皮は襟巻きに仕立てられてきました。
由来
古い呼び名は「う」で、昔の東国のことばでは「をさぎ」とも言いました。
古い神話には、「わに」をだましたあとで仕返しを受ける兎の話があります。
月で兎が餅をついているという言い伝えのもとには、仏教の教えを記した書物から来た話があるとされます。
兎がわが身を焼いてまで老人をもてなし、その老人は実は神だった、という筋で、兎は最後に月にすむことになります。
月の兎の言い伝えが世に知られるようになったのは、経の教えを語り聞かせる集まりで、この話がくり返し取り上げられたためと見られています。