都鳥
意味
都鳥とは、カモメの仲間のユリカモメを、和歌などで使われてきた美しい呼び名で言ったものです。
傍題の「百合鷗」のほうがこの鳥のふつうの名前で、日本では冬に見られる渡り鳥です。
群れは町なかの川や公園の池でも見られ、港や河口のほか、海から遠い湖や川にもやって来ます。
小魚や虫を食べ、人の出すごみもあさります。
体の長さは40センチほどで、赤いくちばしと脚が目印です。
頭の色が季節で変わるのも特徴で、日本で見かける冬の姿では、目の後ろに小さな黒い点が入るほかは頭も白くなります。
夏の姿では、頭が黒っぽい茶色です。
図鑑で「ミヤコドリ」という名前が付いているのは、ユリカモメとは別の、ミヤコドリ科の鳥です。
頭と背が黒い大形の鳥で、季語の都鳥はこの鳥を指しません。
由来
千年以上前に書かれた物語に、白い体にくちばしと脚の赤い鳥が、都鳥の名で出てきます。
その色がユリカモメと合うので、物語の都鳥はこの鳥だと考えられています。
東京の「隅田川の都鳥」も、この鳥のことです。