鶴つる

季節:
冬
分類:
動物
傍題(別の言い方):
  • 凍鶴いてづる

意味

鶴とは、ツル科の鳥をまとめて呼ぶ名前で、長い首と長い脚をもつ大きな鳥です。
首と脚をまっすぐ前後にのばした姿で、ゆったりと羽を動かして飛びます。
大きくよく響く声は、長い気管きかん(息の通り道)が生み出すものです。

鹿児島県にはナベヅルとマナヅルが、山口県にはナベヅルが渡ってきますが、北海道のタンチョウは日本で子育てまでする、ただ一種の鶴です。
この3種は、どれも特別天然記念物です。

由来

めでたい鳥として古くから大切にされ、亀とともに長生きを表す生きものとされてきました。
「つる」はふだんの呼び名で、和歌では「たづ」と詠まれたと考えられています。

使い方

鶴が渡ってくる「鶴渡る」は秋、帰っていく「鶴帰る」は春の季語で、鶴そのものとは別に扱われます。

例句

  • 水翳みずかげに凍鶴いてづるの羽の吹かれもす

    蛇笏『白嶽』

  • 鶴妙たえに凍ててともしき命かな

    蛇笏『山響集』

  • 鶴病みて片雲へんうん風にさだまらず

    蛇笏『山響集』

冬の動物の季語