水鳥みずとり

季節:
冬
分類:
動物
傍題(別の言い方):
  • 浮寝鳥うきねどり

意味

水と縁の深い鳥をひとまとめにして、水鳥と呼びます。
泳ぐ鳥も、水辺を歩く鳥も入ります。
「水禽すいきん」ともいい、陸で暮らす鳥と対になる言葉です。

足に水かきを持つものは泳ぎや潜りが得意で、浅瀬を歩くものは脚も指も長めです。
ただ、どこまでを水鳥とするかの線引きははっきりしていません。

傍題

「浮寝鳥うきねどり」も水鳥のことで、江戸時代の書物にも、水鳥をいう言葉として出ています。

使い方

同じ書物には「水鳥は昼もよく寝る物也。故に夜分にあらず」とあります。
水鳥は日中でも眠っているので、句の中で夜の時刻を表すものにはしない、ということです。
古い和歌にも、藻を寝床にして水に浮いて眠る水鳥の姿を、思いの深さに重ねて詠んだものがあります。

例句

  • 水鳥よぷいぷい何が気に入らぬ

    一茶『七番日記』

  • 江戸橋やつい人馴なれて浮寝鳥

    一茶『七番日記』

冬の動物の季語