冬苺
意味
冬苺とは、冬に赤い実が熟す、バラ科の背の低い木のことです。
一年じゅう葉が落ちず、高さは30センチほどにしかなりません。
地面をはって長くのびるつるが、この木の茎です。
株がふえるのは、そのつるの先に新しい芽が出るからです。
生える場所は、関東より西の暖かい山地です。
林のへりのほか、木がまばらに立つ林の下にも生えます。
ふちに細かいぎざぎざのある葉は、丸みを帯びた形で、3つから5つの浅い切れこみが入っています。
毛は茶色でやわらかく、葉の裏もふくめて木全体にびっしりと生えています。
とげもありますが、数は多くありません。
花びらが5枚の白い小さな花は、夏に咲きます。
実は食べることができます。
「ときしらず」という別の名前もあります。
例句
あるときは雨蕭々と冬いちご
蛇笏『山響集』
冬いちご摘み黄牛を曳く娘かな
蛇笏『山響集』