水仙
意味
水仙とは、白や黄色の花を寒い時期に咲かせる、ヒガンバナ科の草花です。
副花冠と呼ばれる部分が花の真ん中にあり、皿のような形をしています。
花の時期は、12月から1月ごろとも、早春ともいわれます。
もともとは、主に地中海の沿岸に生える植物です。
寒さに強く、八重咲きのものなど品種の数も多くて、花を見て楽しむために育てられています。
日本では、人が育てていた水仙が野に広がり、本州から西の海辺にも咲くようになったといわれます。
同じ仲間の「喇叭水仙」や「黄水仙」は、季語としては春に入ります。
由来
水仙という名前は、中国での呼び名と同じ字です。
「雪中花」という別の名もあります。
江戸時代の書物には、旧暦の十月のところに「水仙花」の名で載っています。
例句
水仙や白き障子のとも移リ
芭蕉『笈日記』
水仙や寒き都のこゝかしこ
蕪村『蕪村句集』
筆洗の水こぼしけり水仙花
子規『俳句稿』