葱
意味
葱とは、野菜として育てられる多年草で、冬の季語です。
鍋に入れて煮ると甘くなる一方、生で口にすると舌がぴりっとし、においも強く感じます。
春の季語には、葱の花(ねぎ坊主)が別にあります。
由来
古い呼び名は「き」の一字でした。
名前が一字なので、「一文字」とも呼ばれるようになったと、江戸時代の書物に書かれています。
同じ書物は、葱が冬から春にかけて盛りになるとも記しています。
傍題
「根深」は、白いところを食べる葱です。
江戸時代の書物によると、よく肥えた畑に深く植え、少しずつ土を寄せていくと、白い根元が長く育つので、この名があります。
白いところは根とも呼ばれますが、本当は葉の下のほうです。
これに対して、葉の青いところをおもに味わうのが「葉葱」です。
例句
雪国や土間の小すみの葱畠
一茶『文政句帖』
明がたや葱明りの流し元
一茶『文政句帖』