山茶花
意味
山茶花とは、ツバキの仲間の木で、一年中緑の葉をつけ、高さは3〜8メートルほどになります。
庭木としてよく植えられていますが、九州などの山地には、もとから生えているものもあります。
白い花が咲くのは10〜12月ごろで、花びらは五枚、枝の先に一輪ずつつきます。
花が終わると、花びらは一枚ずつ離れて落ちます。
色は白のほかに薄紅や紅もあり、八重咲きや、花びらに別の色がまだらに入る絞りの品種も作られています。
由来
「さざんか」という名前は、「さんさか」という呼び名の音が変わってできたものです。
「さんさか」は、ツバキを指す中国の名から来ています。
ただ、古い記録に残る読みは「さんざか」で、「さざんか」の形が見られるのは17世紀ごろからです。
のちにこちらが広まりました。
江戸時代の書物には、木も花も実もツバキと同じで、葉は茶の葉のようだとあり、「花、冬を盛とす」、つまり花は冬がいちばんの見ごろだと書かれています。
例句
山茶花のこゝを書斎と定めたり
子規『寒山落木』
山茶花に新聞遅き場末哉
子規『俳句稿』