竜りゅうの玉たま

季節:
冬
分類:
植物
傍題(別の言い方):
  • 蛇じゃの髯ひげの実み
  • 竜りゅうの髯ひげの実み

意味

竜の玉とは、ジャノヒゲという草になる実のことです。
粒は丸い形で、青紫色をしています。
「弾み玉」とも呼ばれ、その名のとおり、よく跳ねる実です。
実のできる時期は、冬とする説明と、秋とする説明があります。

ジャノヒゲは、細長い葉がたくさん集まって茂る草で、一年じゅう葉が緑のままです。
薄い紫色の小さな花が咲くのは初夏で、細い葉のあいだから花の茎がのびてきます。

ジャノヒゲは漢字で「蛇じゃの髯ひげ」と書き、「竜の髯ひげ」という別の名前もあります。
どちらにも「の実」を付けた形が、傍題の「蛇じゃの髯ひげの実」「竜の髯ひげの実」です。

咳止めなどに使う漢方の「麦門冬ばくもんどう」は、この草の根の太った部分から作ります。

使い方

夏の季語になるのはジャノヒゲの花で、実を詠めば冬の句になります。

冬の植物の季語