ねんねこ
意味
ねんねことは、寒さよけの半纏の一つで、赤ん坊をおんぶした人が、その上から着るものです。
一枚で、着ている人と背中の子の両方が温まります。
仕立てには和服式と洋服式があり、背中の側だけを覆う形もあります。
裏地を付けた袷のものもありますが、多くは中に綿を入れて暖かくしてあります。
子をおぶって出歩く人が減ったいまは、ねんねこを着た姿も前ほどは見なくなりました。
由来
季語の「ねんねこ」は、傍題の「ねんねこばんてん」を縮めた呼び方です。
「ねんねこ」は寝ることを言う小さな子どもの言葉でもあり、子守歌を「ねんねこ歌」とも呼びます。
赤ん坊そのものを「ねんねこ」と呼ぶ言い方もあり、半纏の名はそこから来たという説もあります。
使い方
ねんねこの中では、背負われた子の足も隠れています。
句に赤ん坊の足が出ている様子を詠むと、実物の形と食い違ってしまいます。