マスク
意味
マスクとは、鼻から口までを包むように着ける覆いのことです。
ガーゼや布で作り、ひもで留めます。
着けるのは、菌やほこりを吸いこまないためと、自分の咳やくしゃみのしぶきを周りに散らさないためです。
寒く乾いた日には、のどを冷やさず、乾かさずにすむのも、マスクを着けるよさです。
季語として使うのは衛生用のマスクで、仮面や、野球の捕手が顔に着ける防具は入りません。
由来
日本でのマスクの古い形といえるのが「福面」です。
ひもを耳に掛けて着けるもので、口に当たる絹の布には梅の果肉が挟んでありました。
残っている襖絵から、江戸時代の終わりに石見銀山(島根県)で、鉱山で働く人がちりを防ぐために着けていたことが分かります。
大正時代にスペイン風邪がはやったとき、マスクは病人だけでなく、まだかかっていない人が身を守るためのものにもなりました。
1919年ごろから、マスクは日本で広く使われるようになりました。
例句
マスクしてしろぎぬの喪の夫人かな
蛇笏『山響集』