毛布もうふ

季節:
冬
分類:
生活
傍題(別の言い方):
  • ケット
  • 電気毛布でんきもうふ

意味

毛布とは、厚手の毛織物でできた寝具のことです。
軽くて柔らかく、体の熱を逃がしにくいのが持ち味です。
仕上げには、織った布を縮めて目を詰め、表面の毛を立たせます。

綿や化学繊維で作った毛布も、多く出回っています。
寝具にするだけでなく、ひざや肩に掛けたり、炬燵こたつに掛けたりもします。

由来

日本で毛布を身にまとい、寒さをしのいでいたのは、幕末の兵士たちだったと伝わります。
1868年には、政府が東北へ向かう兵士に1枚ずつ配っています。

やがて兵士でない人々も、マントのように肩から羽織るようになりました。
「赤ゲット」は、赤い毛布を羽織って地方から東京見物に来た人を指した呼び名です。

西洋式の寝具として毛布が店で売られたのは、1908年の三越でのことで、とても値の張る品でした。
第二次世界大戦が終わってからは、多くの家で、毛布をふだんの寝具に使うようになりました。

傍題

「ケット」は毛布の別の呼び名で、肩に羽織るようになった人々がこう呼びました。
英語の名前の「ブランケット」も、毛布の意味で使います。
「電気毛布」は、電気で温まるようにした毛布です。

例句

  • 十年の苦学毛の無き毛布哉

    子規『俳句稿』

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