闇汁やみじる

季節:
冬
分類:
生活
傍題(別の言い方):
  • 闇鍋やみなべ
  • 闇夜汁やみよじる

意味

闇汁は、鍋料理を囲んで楽しむ遊びの一つです。
部屋の明かりは消してあるので、鍋から何をすくったのかは、口に入れるまで分かりません。
遊びに使う鍋の料理のことも闇汁と言い、「闇鍋」も同じものを指す呼び名です。

材料は集まった人がめいめい、食べられる物の中から選んで用意し、中身はほかの人に言わずにおくのが習わしでした。
決まりもあって、箸でつまんだ物は何であっても食べることになっていました。

由来

持ち寄った物をみんなで食べて楽しむ遊びは古くからあり、闇汁の先がけと見られるものに、十世紀ごろからの「一種物いっすもの」があります。
持ってくるのは一人一種類ずつで、酒のほか、酒といっしょに食べるものなどでした。

正岡子規は、闇汁を何度も楽しんだ一人です。
集まった場所は、俳句の雑誌「ホトトギス」の発行所などでした。
明治から大正にかけて、学生たちのあいだではやった遊びでもあります。

冬の生活の季語